信愛(読み)しんあい

精選版 日本国語大辞典 「信愛」の意味・読み・例文・類語

しん‐あい【信愛】

〘名〙
① 信頼して大切にすること。
信長記(1622)一五上「他邦の佞臣賢者のあとへ入かはり彼(かの)信愛(シンアイ)をかうむる」 〔宋史‐胡瑗伝〕
信仰愛情

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デジタル大辞泉 「信愛」の意味・読み・例文・類語

しん‐あい【信愛】

[名](スル)
信用してたいせつにすること。
「世の中で自分が最も―しているたった一人人間すら」〈漱石こゝろ
信仰と愛。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「信愛」の読み・字形・画数・意味

【信愛】しんあい

信じ愛する。〔子、仲尼を持して位に處(を)り、身厭(あ)かれざるのは、之れを貴するときは、則ち恭にして(しりぞ)き、之れを信愛するときは、則ち愼して(謙)す。

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世界大百科事典(旧版)内の信愛の言及

【バクティ】より

…インドの宗教,とくにヒンドゥー教における重要概念。これは,最高の人格神に,肉親に対するような愛の情感を込めながらも絶対的に帰依することであり,ふつう〈信愛〉と訳されている。ベーダの祭式は,王侯や司祭階級バラモンたちの独占するところであり,またウパニシャッドに説かれる自己と宇宙に関する深遠な洞察は,知的エリートにのみ可能であった。…

※「信愛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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