修善寺温泉(読み)シュゼンジオンセン

デジタル大辞泉 「修善寺温泉」の意味・読み・例文・類語

しゅぜんじ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【修善寺温泉】

修善寺

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精選版 日本国語大辞典 「修善寺温泉」の意味・読み・例文・類語

しゅぜんじ‐おんせん ‥ヲンセン【修善寺温泉】

静岡県伊豆市修善寺にある温泉大同二年(八〇七)僧空海の発見と伝えられる古湯泉質食塩泉、単純泉。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「修善寺温泉」の意味・わかりやすい解説

修善寺温泉
しゅぜんじおんせん

静岡県東部、伊豆市(いずし)にある温泉。桂川(かつらがわ)の渓谷に沿う温泉。泉質は単純温泉塩化物泉など。源泉は81、なかでも有名なのは独鈷ノ湯(とっこのゆ)で、空海(くうかい)が大同(だいどう)年間(806~810)発見し諸病に効験のあることを里人に教えたという。また、夏目漱石(そうせき)の『修善寺日記』や岡本綺堂(きどう)の『修禅寺物語』もこの地で生まれた。名産品に修善寺彫りがある。

[川崎文昭]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「修善寺温泉」の意味・わかりやすい解説

修善寺温泉
しゅぜんじおんせん

静岡県東部,狩野川の支流桂川渓谷にある温泉。伊豆市修善寺地区の中心集落にあり,温泉街の中央に岡本綺堂の『修禅寺物語』で有名な古刹修禅寺や開湯の伝説にちなむ「独鈷 (とっこ) の湯」がある。泉質は弱食塩泉,単純泉。泉温は 61.2℃。神経痛,皮膚病,胃腸病,切り傷リウマチなどにきく。付近には梅林,もみじ林で知られる修善寺自然公園,ゴルフ場などがある。

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