倉皇・蒼惶(読み)そうこう

精選版 日本国語大辞典 「倉皇・蒼惶」の意味・読み・例文・類語

そう‐こう サウクヮウ【倉皇・蒼惶】

〘形動タリ〙 あわただしいさま。あわてるさま。いそぐさま。副詞的にも用いる。
※翰林葫蘆集(1518頃)八・安豊山自在王院千光眼大士記「寺僧倉皇投之林中
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武例言「倉皇間に、術理を問ふとも」
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉四「恐怖発作を感ずると、〈略〉彼は蒼惶(サウクヮウ)として酒を呷った」 〔杜甫‐送鄭虔貶台州司戸詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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