個人タクシー(読み)コジンタクシー

デジタル大辞泉 「個人タクシー」の意味・読み・例文・類語

こじん‐タクシー【個人タクシー】

個人として国土交通大臣免許を受け、経営しているタクシー。昭和34年(1959)に東京で許可されたのが最初

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「個人タクシー」の意味・読み・例文・類語

こじん‐タクシー【個人タクシー】

〘名〙 (タクシーはtaxi) 一車一人の個人経営によるタクシー。「円タク時代は個人経営によるものが大部分を占めたが、第二次大戦中、法人会社組織に統合され、昭和三四年(一九五九)に再び個人経営のタクシーが免許された。
瓦礫の中(1970)〈吉田健一〉九「個人タクシーを始めるというのが円タクをやっているものの一つ理想になって」

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世界大百科事典(旧版)内の個人タクシーの言及

【タクシー】より

…57‐58年ころには運賃改訂を抑制したことを発端に,東京など大都市で無暴運転が横行して神風タクシーと呼ばれ,交通事故の多発,運転サービスの低下などから社会問題にまで発展した。このような背景から法人(会社)タクシーの評判が低下し,個人タクシー制度が導入されたのである。個人タクシーの免許がはじめておりたのは59年12月で,当初173台が認可された。…

※「個人タクシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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