側顔(読み)ソバガオ

デジタル大辞泉 「側顔」の意味・読み・例文・類語

そば‐がお〔‐がほ〕【側顔】

[名・形動ナリ]
よこがお。
「首筋ひき立てて、折れ返りかひろぐ―の、ほのぼの御簾に透きて見ゆるは」〈狭衣・三〉
関心を示さない顔をするさま。
「かばかりのほだしどもを行きちがはせて、いとかう、―なる御心つよさは」〈夜の寝覚・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「側顔」の意味・読み・例文・類語

そば‐かお ‥かほ【側顔】

〘名〙 (形動) 横向きの顔。横顔。また、関心を示さない顔。知らん顔
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「かばかりの絆(ほだし)どもを行きちがはせて、いとかう、そばかほなる御心つよさは」

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