傷口・疵口(読み)きずぐち

精選版 日本国語大辞典 「傷口・疵口」の意味・読み・例文・類語

きず‐ぐち【傷口・疵口】

〘名〙 (「きずくち」とも)
① きずついたところ。皮膚にきずができているところ。
三河物語(1626頃)一「きずを引はなして、能きず口(クチ)を合而」
② (比喩的に用いて) 人の欠点過去のあやまちなどをいう。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「結婚なんかは、いざと云ふ間際になって飛んだ所に傷口が隠れて居るのを見出す事がある者だから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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