僧門(読み)そうもん

精選版 日本国語大辞典 「僧門」の意味・読み・例文・類語

そう‐もん【僧門】

〘名〙
僧籍にあること。僧家。〔張又新‐東林寺碑陰記〕
寺院の門。奈良時代、寺院の門のうち仏門(中門・南門)以外の門。
法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日「寺院地〈四方各一百丈〉門五口〈仏門二口之中一口在金剛力士、僧門三口〉」

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デジタル大辞泉 「僧門」の意味・読み・例文・類語

そう‐もん【僧門】

仏門。仏道。「僧門に入る」

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普及版 字通 「僧門」の読み・字形・画数・意味

【僧門】そうもん

仏家

字通「僧」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の僧門の言及

【門】より

…南都六宗の寺院では四周の築地にあく門のうち,各方面の重要なものを〈大門〉といい,方角を冠して南大門,東大門というように呼び,回廊の正面にあく門を〈中門〉,東西回廊にある門を〈楽門〉といった。奈良時代には南大門と中門を〈仏門〉,その他を〈僧門〉といっている。禅宗寺院では中門にあたるものを三門(山門)といい,五間三戸二重門を正式とし,左右に上層にのぼる山廊をつけ,南大門を〈総門〉と呼び,さらにその外に〈外門〉を設ける。…

※「僧門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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