僻案抄(読み)へきあんしょう

精選版 日本国語大辞典 「僻案抄」の意味・読み・例文・類語

へきあんしょう ‥セウ【僻案抄】

鎌倉初期の注釈書。一巻。藤原定家著。嘉祿二年(一二二六成立古今・後撰・拾遺三代集和歌について難語解釈を主として、注解考証をしたもの。古今・後撰に関しては父俊成からの聞書骨組としているといわれる。「僻案集」ともいう。

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デジタル大辞泉 「僻案抄」の意味・読み・例文・類語

へきあんしょう〔ヘキアンセウ〕【僻案抄】

鎌倉時代の注釈書。1巻。藤原定家著。嘉禄2年(1226)成立。父俊成から受けた口伝を含め、古今後撰拾遺三代集の難語を考証・注解したもの。僻案集。

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