元曲四大家（読み）ゲンキョクシタイカ

デジタル大辞泉

げんきょく‐したいか【元曲四大家】

元曲の四人の代表的作家、関漢卿・鄭光祖・白樸・馬致遠の総称。関鄭白馬と略称する。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

げんきょく‐したいか【元曲四大家】

元曲（北曲）の四人の代表的作家、関漢卿、鄭光祖、白樸、馬致遠をいう。

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の元曲四大家の言及

【中国演劇】より

…これらのきびしい制約は，逆に作品の構成を緊密にし質を高めるうえで有効にはたらき，多くのすぐれた作品を生んだ。　関漢卿の《竇娥冤（とうがえん）》《救風塵》，馬致遠の《漢宮秋》，白樸の《梧桐雨》，鄭徳輝の《倩女離魂》などはとくに名高く，この4人を〈元曲四大家〉といい，さらに雑劇中の白眉として幅広い人気をもつ《西廂記》の作者である王実甫，および喬吉を加えて〈六大家〉とする。元の鍾嗣成（しようしせい）の《録鬼簿》によれば，当時雑劇作者はおよそ150名，作品数は優に450を上回るが，うち今日に伝存するのは約150種である。…

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出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」