先手を打つ(読み)センテヲウツ

デジタル大辞泉 「先手を打つ」の意味・読み・例文・類語

先手せんて・つ

囲碁将棋で、相手より先に着手する。
先に攻撃をしかける。また、起こりそうな事態に備えておく。「保身のために―・つ」
[類語]機先を制する先制先んじる先を越す出鼻をくじくさびを打ち込む前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ年来旧来在来その昔前以て先立ってかつてすでに見越し先刻早め根回し手回し早手回し手を回す地固めなら布石事前先手手当て準備下準備段取り手筈てはず下見予習備え伏線つとにとうにとっく示し合わせる言い合わせる申し合わせる打ち合わせる口裏を合わせる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先手を打つ」の意味・読み・例文・類語

せんて【先手】 を 打(う)

① 囲碁や将棋で、相手より先にうちはじめる。
② 相手の機先を制して優位に立つ。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二「内の者よび次の浜遠詠め 先手をうってよする漣濤」

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