デジタル大辞泉
「先生」の意味・読み・例文・類語
せんせい[曲名]
歌謡曲。歌手、森昌子のデビュー曲。昭和47年(1972)発表。阿久悠作詞、遠藤実作曲。第14回日本レコード大賞新人賞、第3回日本歌謡大賞放送音楽新人賞受賞。
シーサン【先生】
《〈中国語〉》中国で、一般に男子を呼ぶときの敬称。上海方言の発音による。
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せん‐せい【先生】
〘名〙
① 先に生まれた人。年長者。
※六代勝事記(1223‐24頃)「ゆゑにいささか先生の徳失をのこし。おのづから後生の
宦学をすすめむ事」 〔
爾雅‐釈親〕
※菅家文草(900頃)一・寄巨先生乞画図「先生幸許二禁闈遊一、更恐時光不二暫留一」
※
随筆・燕石雑志(1811)二「今の詩歌者流相共に先生と称し、大人と称す」
③ 医師など、その道の専門家、指導的立場の者などを敬っていう語。
※魔風恋風(1903)〈小杉天外〉意外「受持医(センセイ)がお帰りになったさうですから」
④ 師として教える人。現代では、特に、教育にたずさわる人、学校教員をいう。また、自分が指導を受けている、あるいは受けた師。教師。師匠。
※続々鳩翁道話(1838)一「お医者さまにも成らず、先生にもならず、又御
出家にもならず」
⑤ からかうような
気持で、他人をあなどっていう語。やっこさん。大将。
※
滑稽本・
浮世床(1813‐23)初「
戻駕を語る所が。先生
(センセイ)よめねへときてゐるから」
⑥ (代名詞的に、
接尾語として)
相手とする師や、教員、医師、議員などを尊敬して呼ぶ語。かなり高い
敬意を有するが、
江戸時代には、
狂歌師、
幇間、しっかい屋などの
通人、もしくは遊里関係にも用いられた。時に⑤のように、からかい気分で用いることがある。
※
談義本・風流志道軒伝(1763)一「浅之進進
(すすみ)出て申しけるは、『謹んで先生の教を受
(うく)』」
※雑俳・柳多留‐初(1765)「先生と呼んで灰ふき捨させる」
せん‐じょう ‥ジャウ【先生】
〘名〙 (古くは「ぜんしょう」「ぜんじょう」とも)
① 師。せんせい。
※
書紀(720)皇極三年正月(岩崎本室町時代訓)「自ら周孔
(しうこう)の教を南淵
(みなふちの)先生
(セムシャウ)の所に学
(まな)ぶ」
※吾妻鏡‐治承四年(1180)九月七日「源氏木曾冠者義仲主者、帯刀先生義賢二男也」
※霊異記(810‐824)中「憍慢経に云はく先生に位の上の人、尺迦牟尼仏の頂を履に佩きて踟む人等の罪云々といへり」
シー‐サン【先生】
〘名〙 (中国語の「先生」の上海方言の発音による語) 中国語で、男子一般に対する敬称。さん。…先生。また、他人への呼びかけに用いる。
※帰郷(1948)〈大仏次郎〉無名氏「若主人の葉氏は、そこの戸口から入ると、『シイサン(先生)』と呼んだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「先生」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
世界大百科事典(旧版)内の先生の言及
【教師】より
…人間とくに子ども,青年を指導し,その発達を助け促す人。類似の語に教育者,先生,師匠,師,教員などがある。学校制度発足前には教師,教育者,教員などの語はなく,学芸,武道あるいは歌舞音曲などを教授する人は師匠と呼ばれていた。…
※「先生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」