精選版 日本国語大辞典 「先約」の意味・読み・例文・類語
せん‐やく【先約】
〘名〙
① 前にしておいた約束。かねての約束。前約。先約束。
※高野山文書‐文治五年(1189)一二月二六日・僧琳叡田地譲状「而今聊依レ有二先約一、於世五郎房、相二副本券手次文書等一永以所二譲渡一也」
② ある約束をしようと申し込まれたときに、それより先にしてあった約束。先約束。
※虎明本狂言・伯養(室町末‐近世初)「さいぜんはくやうがきて、かせと云程にかさうと云やくそくをした。せんやくじゃ程になるまひ」
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