光岡明(読み)ミツオカアキラ

デジタル大辞泉 「光岡明」の意味・読み・例文・類語

みつおか‐あきら〔みつをか‐〕【光岡明】

[1932~2004]小説家熊本の生まれ。新聞社に勤務するかたわら執筆活動を行う。ルポルタージュを思わせる手法で、戦時中の人間心理や日常生活に潜むあやうさを描いて評価された。「機雷」で直木賞受賞。他に「草と草との距離」「いづくの蟹」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「光岡明」の解説

光岡明 みつおか-あきら

1932-2004 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和7年11月3日生まれ。熊本日日新聞社にはいり,昭和57年論説副委員長。この間小説を手がけ,57年戦争下の人間の生死の意味をさぐった「機雷」で直木賞。ほかに小説「草と草との距離」,ルポルタージュ「柳川の水よ,よみがえれ」など。60年熊本近代文学館館長。平成16年12月22日死去。72歳。熊本県出身。熊本大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android