児玉 俊夫(読み)コダマ トシオ

20世紀日本人名事典 「児玉 俊夫」の解説

児玉 俊夫
コダマ トシオ

昭和期の整形外科学者 岡山大学教授。



生年
大正1(1912)年9月28日

没年
昭和53(1978)年5月20日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大医学部〔昭和11年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和18年〕

経歴
東大整形外科教室で高木憲次師事、昭和19年臨時東京第3陸軍病院で戦傷切断肢の神経腫、その予防に関する研究に関与。21年湯河原整形外科療養所医務部長、24年東大医学部助教授、29年岡山大学医学部整形外科教室初代主任教授。53年定年退官。この間、第8回リューマチ学会、第41回日本整形外科学会、第14回リハビリテーション学会各会長。中部日本整形外科学会創立に尽力、国際リューマチ学会との交流、日本のリューマチ医学の体系化、リューマチ専門医の研修、東南アジア太平洋地域リューマチ学会連盟結成などに大きく貢献した。また整形外科専門医教育の体系化、医学教育の体系化に岡山方式を提唱した。著書に「整形外科教科書」「骨折の治療」「骨関節のX線診断」「義足」「義手」「リューマチ その最近の知識 1〜5」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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