入れ質(読み)イレジチ

デジタル大辞泉 「入れ質」の意味・読み・例文・類語

いれ‐じち【入れ質】

中世に広く行われた不動産質入れの形式の一。金銭・米などを借りるとき、担保として質入れされた不動産は質取人(債権者)が自分で領有し、これから上がる利益を収得する権利をもつもの。→差し質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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