入国(読み)ニュウコク

デジタル大辞泉 「入国」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐こく〔ニフ‐〕【入国】

[名](スル)
他の国にはいること。「不法に入国する」⇔出国
日本の入国管理制度で、外国人が日本の領域内に入ること。上陸3と区別していう。→領域2
領主が初めてその領地にはいること。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入国」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐こく ニフ‥【入国】

〘名〙
① 国または国都にはいること。特に、領主が初めて自分の領地にはいること。入部
※新撰長祿寛正記(15C後か)「政長は〈略〉次の月閏九月九日和州へ入国有」
近世大名参勤交代を終えて帰国すること。おくにいり。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)二「殿様御入国のお悦びに」 〔史記‐晉世家〕
③ 外国人が他国の領土内にはいること。
※紐育(1914)〈原田棟一郎〉大陸横断「移民の入国(ニフゴク)を喧しく云ふはまだしもとして」

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世界大百科事典(旧版)内の入国の言及

【出入国管理】より

…国境を出入りするすべての人の出入国を規律する制度。国民も外国人も,その対象となる。…

※「入国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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