全国民主主義労働運動連絡協議会(読み)ぜんこくみんしゅしゅぎろうどううんどうれんらくきょうぎかい

百科事典マイペディア の解説

全国民主主義労働運動連絡協議会【ぜんこくみんしゅしゅぎろうどううんどうれんらくきょうぎかい】

略称民労連。1953年結成総評日本労働組合総評議会内部で単独講和支持・平和四原則反対を主張する右派系組合の組織した民主主義労働研究会(民労研)が母体。1952年秋の炭労電産の長期スト敗北を機に全繊同盟,海員組合など4単産が総評の指導方針を非難する声明を発表,自由で民主的な労働運動をめざして組織した連合協議体で,1954年全日本労働組合会議(全労会議)結成の母体となった。

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世界大百科事典(旧版)内の全国民主主義労働運動連絡協議会の言及

【全労会議】より

…そして同年12月,全繊同盟・海員組合・全映演・日放労の4組合は,いわゆる〈4単産声明〉を発表して総評の政治闘争主義を攻撃した。53年2月,総同盟と上記4組織は民労連(全国民主主義労働運動連絡協議会)を結成,これを受け各地に地方民労連が設立されていった。 総評第4回大会(1953年7月)で民労連系の組合は,総評が基本綱領を守ることを主張し,修正案を提出したが否決された。…

※「全国民主主義労働運動連絡協議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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