全天候戦闘機(読み)ぜんてんこうせんとうき

百科事典マイペディア 「全天候戦闘機」の意味・わかりやすい解説

全天候戦闘機【ぜんてんこうせんとうき】

夜間,雲,霧など,肉眼視認では作戦できない天象・気象条件下でも,迎撃作戦を行い得る戦闘機。高度のレーダー,電子航法装置や敵味方識別装置を備え,地上防空警戒管制組織と直結して行動する。今日では主要国の迎撃戦闘機はすべて全天候性をもっている。

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世界大百科事典(旧版)内の全天候戦闘機の言及

【戦闘機】より

…高い運動性と,射撃管制装置の探知範囲内に入った敵機であれば,それが上下左右どこにあってもどの方向に飛んでいても攻撃できる能力が要求される。(5)全天候戦闘機all‐weather fighter レーダーとコンピューターを組み合わせた射撃管制装置および航法装置を装備し,目視ができない夜間や悪天候下においても目標に接近し,これを発見,識別し,武器を発射する能力を持つ戦闘機。(6)艦上戦闘機carrier‐based fighter 空母に積載される戦闘機。…

※「全天候戦闘機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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