八つ橋(読み)ヤツハシ

デジタル大辞泉 「八つ橋」の意味・読み・例文・類語

やつ‐はし【八つ橋】

池・小川などに、幅の狭い橋板を数枚、稲妻のような形につなぎかけた橋。8枚の板からなる三河の八橋に由来する。
琴の形に擬した短冊形せんべい。蒸した米粉に砂糖と肉桂にっけい粉とをまぜた生地を堅焼きにしたもの。八つ橋せんべい。また、焼かないで二つ折りにして小豆あんを挟んだなま八つ橋もある。京都名物
香の名。かおりは強く、苦味を帯びる。
八つ橋織り」の略。
[類語]ブリッジ丸木橋橋梁釣り橋反り橋太鼓橋跳ね橋桟橋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「八つ橋」の解説

八つ橋
(通称)
やつはし

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
妹背塚松桜 ほか
初演
宝暦7.1(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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