八代草(読み)やつしろそう

精選版 日本国語大辞典 「八代草」の意味・読み・例文・類語

やつしろ‐そう ‥サウ【八代草】

〘名〙 キキョウ科多年草九州阿蘇山草原にまれに生える。高さ約六〇センチメートル。全体短毛を生じる。葉は多数互生して卵形または卵状披針形で縁に不規則な細鋸歯(きょし)がある。秋、茎頂に淡青色か白色でリンドウに似た鐘形花が多数上向きに咲く。やつしろぎきょう。《季・秋》 〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「八代草」の意味・読み・例文・類語

やつしろ‐そう〔‐サウ〕【八代草】

キキョウ科の多年草。九州の山地の草原にみられ、高さ約50センチ。葉は披針形で、互生。7、8月ごろ、紫色鐘状の花が集まって上向きに咲く。熊本県八代で発見された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「八代草」の解説

八代草 (ヤツシロソウ)

学名Campanula glomerata var.dahurica
植物。キキョウ科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android