八墓(読み)ハチボ

デジタル大辞泉 「八墓」の意味・読み・例文・類語

はち‐ぼ【八墓】

平安時代朝廷で管理した皇親外戚八人の墓。以後歴代親疎によって加除があり、一定ではない。荷前のさきの使いをつかわされた。

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精選版 日本国語大辞典 「八墓」の意味・読み・例文・類語

はち‐ぼ【八墓】

〘名〙 平安時代、朝廷で管理する皇親、外戚の八人の墓。十陵とならび年末荷前(のさき)の使を派遣し、特別の幣帛を奉った。天安二年(八五八)に十陵四墓を制定天皇代替りとともに加除され、延喜式制定の時、八墓となった。近墓。〔江家次第(1111頃)〕

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