八尺鳥(読み)ヤサカドリ

デジタル大辞泉 「八尺鳥」の意味・読み・例文・類語

やさか‐どり【八尺鳥】

[枕]潜水して長い息をする水鳥の意から、「息づく」にかかる。
「―息づくいもを置きて来ぬかも」〈・三五二七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八尺鳥」の意味・読み・例文・類語

やさか‐どり【八尺鳥】

(「やさか」は長い意) 息の長い水鳥の意で、長嘆息する意の「息づく」にかかる。
万葉(8C後)一四・三五二七「沖に住も小鴨のもころ也左可杼利(ヤサカドリ)息づく妹を置きて来ぬかも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android