八枚看板(読み)ハチマイカンバン

デジタル大辞泉 「八枚看板」の意味・読み・例文・類語

はちまい‐かんばん【八枚看板】

江戸時代上方歌舞伎劇場の看板の一。一座の主要な男役の俳優8人の名を、8枚の看板に記して木戸前に掲げるもの。表八枚

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精選版 日本国語大辞典 「八枚看板」の意味・読み・例文・類語

はちまい‐かんばん【八枚看板】

〘名〙 主として上方で、一座の主要な男役の俳優八人、すなわち、花形・色事師・つま師・中軸(なかじく)敵役実敵・実悪・座頭(ざがしら)を、八枚の看板として掲げるもの。表付(ひょうづけ)。八枚。〔南水漫遊続編(1827頃か)〕

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世界大百科事典(旧版)内の八枚看板の言及

【番付】より

…その他は4段に分け,2段目を幅広くとる。座本と太夫座の間を〈八枚看板〉と称し,座頭以下のおもな役者を記す。初筆が立役の大立者,留筆が座頭。…

※「八枚看板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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