八波むと志(読み)はっぱ むとし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八波むと志」の解説

八波むと志 はっぱ-むとし

1926-1964 昭和時代後期のコメディアン,俳優
大正15年12月1日生まれ。昭和21年森川信一座にはいり,31年由利徹(ゆり-とおる),南利明と「脱線トリオ」を結成。のち東宝演劇部俳優となり,ミュージカル「マイ・フェア・レディ」のドリトル役で活躍した。交通事故重傷をおい昭和39年1月9日死去。37歳。鹿児島県出身。東京工専卒。本名は坪田稔。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の八波むと志の言及

【軽演劇】より

… しかし一方,戦後,軽演劇にとってかわった形で庶民の娯楽として全盛をきわめたストリップショーのコントの中から,あらたな軽演劇の人材が育った。たとえば,一時期の浅草フランス座には,戦前からのベテランの佐山俊二のほか,渥美清(1928‐96),関敬六,谷幹一,南利明,八波むと志,作家の井上ひさし(1934‐ )といった,若い才能が集まっていた。また由利徹は〈ムーラン・ルージュ〉解散後は新宿セントラルなどに出演していたし,三波伸介(1930‐82),戸塚睦夫は新宿フランス座の出身である。…

※「八波むと志」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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