八重の遠(読み)やえのおち

精選版 日本国語大辞典 「八重の遠」の意味・読み・例文・類語

やえ【八重】 の=遠(おち)[=遠方(おちかた)

ずっと遠いあちらの方。
永久百首(1116)夏「白雲八重のをちなる国人も今日のみあれにあはぬあらじな〈藤原仲実〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「八重の遠」の意味・読み・例文・類語

八重やえおち

ずっと遠く隔たった所。
「思ふ人心へだてぬかひもなし桜の雲の―かた」〈夫木・一九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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