公孫度(読み)こうそんたく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「公孫度」の意味・わかりやすい解説

公孫度
こうそんたく

公孫氏政権

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の公孫度の言及

【公孫淵】より

…中国,三国時代に遼東から北朝鮮一帯に独立した燕国の王。遼東出身の祖父公孫度が遼東太守として東は高句麗を,西は烏丸を討伐して勢威を高め,後漢末の混乱期に独立の基礎を固めたのち,その勢力は父の康,叔父の恭をへて淵に受けつがれた。淵は魏と呉の対立を利用して独立を維持し,237年には毌丘倹(かんきゆうけん)の率いる魏軍を破って燕王を称したが,翌年,司馬懿(しばい)によって滅ぼされた。…

【楽浪郡】より

…しかし楽浪郡の消長の上からみて最も重大な変化は帯方郡の新設である。これより先,遼東の豪族,公孫氏は楽浪郡をその支配下に入れていたが,中国支配の弛緩に乗じて半島南部には韓・濊(わい)諸族の活動が旺盛となり,郡の南部を脅かすにいたったので,204年(建安9)公孫度は支配体制強化のため郡をほぼ二分して,南半を帯方郡と称した。やがて3世紀前半,曹魏(三国魏)は公孫淵を殺し,楽浪・帯方2郡は魏の支配下におかれ,ついで晋の治下におかれた。…

※「公孫度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android