公設市場(読み)コウセツイチバ

デジタル大辞泉 「公設市場」の意味・読み・例文・類語

こうせつ‐いちば【公設市場】

生活必需品を公正な価格需要者に供給する、公設市場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「公設市場」の意味・読み・例文・類語

こうせつ‐いちば【公設市場】

〘名〙 公共団体などが、日常生活に必要なものを公衆に公正な価格で提供するため設立した市場。こうせつしじょう。
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉五「公設市場で一個十三銭の花王石鹸が鐘紡大阪支店の分配所で十五銭した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「公設市場」の意味・わかりやすい解説

公設市場【こうせついちば】

本来は公共団体の所有地建物)内の市場の称。一般には私有地内にある場合も含め,生産者商人場所を借り受けて日用商品を公正な価格で販売する公認された市場(マーケット等)をいう。日本では米騒動の際に設けられた米の廉売所が近代的公設市場の最初卸売市場については,法律に基づく中央卸売市場がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android