日本大百科全書(ニッポニカ) 「六ヶ所(村)」の意味・わかりやすい解説
六ヶ所(村)
ろっかしょ
青森県東部、上北郡(かみきたぐん)の村。下北半島(しもきたはんとう)の基部にあり、太平洋に面する。1889年(明治22)の町村制施行により倉内(くらうち)、平沼、鷹架(たかほこ)、尾駮(おぶち)、出戸(でと)、泊(とまり)の6村で一村を構成したのが村名の由来。沼沢地が多く、気候条件も悪いので酪農が中心となっている。尾駮沼、鷹架沼一帯はむつ小川原開発(むつおがわらかいはつ)地域の一部で、1980年(昭和55)から港湾建設、石油国家備蓄の用地造成と石油タンクの建設に入った(1985年完成)。また核燃料サイクルの受け入れを決定。ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センターは、1992年度(平成4)までに操業を開始した。核燃料再処理工場は1993年4月着工。面積252.68平方キロメートル、人口1万0367(2020)。
[横山 弘]
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