六角満高(読み)ろっかく・みつたか

朝日日本歴史人物事典 「六角満高」の解説

六角満高

没年:応永23.11.17(1416.12.6)
生年:応安2/正平24(1369)
南北朝室町時代守護大名。近江国(滋賀県)守護佐々木(六角)氏頼の嫡子。幼名亀寿丸。応安3/建徳1(1370)年に父氏頼が死去すると,満高の後見人として(京極)高詮が近江国守護となった。しかし永和3/天授3(1377)年,高詮が六角家から追放されるのに伴って,幼少ながら名実ともに家督を継ぐこととなった。なお応永17(1410)年には,飛騨国(岐阜県)国司姉小路尹綱討伐の命に従わなかったため,近江国守護職を解任されたことがあり,翌18年,一時的に青木武蔵守持通が守護に補任されている。しかしほどなく守護に再任され,のち子の満綱に家督を譲った。<参考文献>『近江蒲生郡志』2巻

(宇野日出生)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「六角満高」の解説

六角満高 ろっかく-みつたか

1369-1416 南北朝-室町時代の武将
応安2=正平(しょうへい)24年生まれ。六角氏頼(うじより)の子。後見人の京極高詮(たかのり)の跡をうけ,永和3=天授3年近江(おうみ)守護となる。応永17年飛騨(ひだ)国司姉小路尹綱(あねがこうじ-ただつな)追討の命にそむいて守護職を解かれたが,のち復した。応永23年11月7日死去。48歳。法名は崇寿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android