六郷(東京都)(読み)ろくごう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「六郷(東京都)」の意味・わかりやすい解説

六郷(東京都)
ろくごう

東京都大田区南端、多摩川左岸の地区六郷神社の氏子の地域が六か郷に及んだことが地名由来という。江戸と東海道川崎宿を結ぶ交通要所で、防衛のため約200年間架橋はなく六郷の渡しで連絡されていた。1874年(明治7)初めて木橋ができたが、流失するので1925年(大正14)鉄橋となった。橋より下流六郷川ともよぶ。JR東海道本線、京浜急行電鉄、第一京浜(国道15号)が通る。

沢田 清]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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