六郷[町](読み)ろくごう

百科事典マイペディア 「六郷[町]」の意味・わかりやすい解説

六郷[町]【ろくごう】

山梨県南西部,西八代(にしやつしろ)郡の旧町。富士川左岸の丘陵地を占め,米・果樹を産する。身延(みのぶ)線が通じる中心の岩間は行商出稼(でかせぎ)と足袋(たび)製造の町として知られたが,現在は水晶印章を特産,全国の印章生産の半分を占める〈日本一のハンコの町〉。2005年10月,西八代郡三珠町,市川大門町と合併し町制,西八代郡市川三郷町となる。13.28km2。4082人(2003)。

六郷[町]【ろくごう】

秋田県中部,横手盆地中央部を占める仙北郡の旧町。真昼(まひる)山地西麓に扇状地が開け,扇端付近に100余の湧泉があり,これを利用する清酒多産。中心の六郷佐竹義宣の秋田遷封のとき父義重が居館を建てて隠居した地で,道路屋敷割が整然とし,寺院が多い。2004年11月仙北郡千畑町,仙南村と合併し町制,美郷町となる。39.06km2。7303人(2003)。→佐竹氏

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android