共同運送(読み)きょうどううんそう

世界大百科事典(旧版)内の共同運送の言及

【相次運送】より

…交通,通信および金融の各機関が発達するにつれて,取引地域が拡大し,遠隔地との取引が盛んになり,一運送人が,自分で全区間の運送をすることが不可能な場合も多くなり,数人の運送人が相次いで運送することが必要となる。 相次運送には,(1)数人の運送人がそれぞれ独立して,各特定区間の運送を引き受ける場合(部分運送),(2)一運送人が全部の区間の運送を引き受け,その全部または一部を他の運送人に運送させる場合(下請運送),(3)数人の運送人が共同して全部の区間の運送を引き受け,内部関係においてそれぞれの担当区間を定める場合(同一運送),(4)数人の運送人が順次に,1通の運送状とともに運送品を受け取って運送に従事する場合(共同運送,連帯運送)がある。このうち,下請運送,同一運送および共同運送,連帯運送を通し運送といい,この運送の型態が現代において盛んになっている。…

※「共同運送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android