共在説(読み)きょうざいせつ(英語表記)consubstantiatio; consubstantiation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共在説」の意味・わかりやすい解説

共在説
きょうざいせつ
consubstantiatio; consubstantiation

ルターおよび正統ルター主義の聖餐論上の立場化体説 (カトリック教会) ,象徴説 (ツウィングリ) に対するもので,両者中間の立場。キリストの真の体と血はパンぶどう酒の「中に」,それと「ともに」,それの「下に」実在すると説く。ただしその共在礼典行為にのみ限定され,永続しないものとされる (→聖餐象徴論 , 聖餐論争 ) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android