具足煮(読み)ぐそくに

精選版 日本国語大辞典 「具足煮」の意味・読み・例文・類語

ぐそく‐に【具足煮】

〘名〙 イセエビを殻をつけたまま輪切りにして煮たもの。殻を鎧(よろい)に見たてていう。
※落語・転宅(1889)〈二代目古今亭今輔〉「何にしろ此(この)海老具足(グソクニ)てぇ奴は」

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デジタル大辞泉 「具足煮」の意味・読み・例文・類語

ぐそく‐に【具足煮】

エビカニを殻つきのまま大まかに切り、さっと煮つけたもの。殻をよろいに見立てていう。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「具足煮」の解説

ぐそくに【具足煮】

伊勢えび・車えび・かになどを、殻つきのまま大まかに切って煮た料理。◇「具足」は「甲冑(かっちゅう)」の意で、殻を甲冑に見立ててこの名がある。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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