典座教訓(読み)てんぞきょうくん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「典座教訓」の意味・わかりやすい解説

典座教訓
てんぞきょうくん

道元著書永平清規 (えいへいしんぎ) 』のなか一編。道元 35歳のときの作と伝えられる。衆僧修行をつつがなくさせるための食事を調製し万事に親切に注意深くすべきことを教え,宋の禅寺模様見聞を交えながら,この台所役の宗教的意義重要性を説いている。

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