兼松日産農林(読み)かねまつにっさんのうりん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兼松日産農林」の意味・わかりやすい解説

兼松日産農林
かねまつにっさんのうりん

建材メーカー。兼松グループ。 1916年発足の久原産業南方部タワオ農園 (旧イギリス領北ボルネオ) を前身に,34年日本産業護謨として設立。その後ゴム会社,木材会社などを相次いで吸収合併しながら業態を拡大。 39年日産農林工業に改称。 89年兼松江商と資本業務提携契約を締結。 91年兼松デュオファストと合併し現社名に変更。釘打機や地盤改良技術 (ジオテック) などで注目されるほか,無色無臭防腐材など高付加価値の木材製品の拡販に力を入れている。売上構成比は,ジオテック 14%,自動釘打機 33%,木材・住建 53%。年間売上高 201億 4200万円,資本金 33億 2500万円,従業員数 318名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「兼松日産農林」の解説

兼松日産農林

正式社名「兼松日産農林株式会社」。英文社名「KANEMATSU-NNK CORPORATION」。製造業。昭和9年(1934)「日本産業護謨株式会社」設立。同14年(1939)「日産農林工業株式会社」に改称。平成3年(1991)「兼松デュオファスト株式会社」と合併し現在の社名に変更。本社は東京都千代田区麹町。兼松系。地盤改良工事と木材・住宅建材の販売が2本柱。木材の防腐・防蟻技術に定評。東京証券取引所第1部上場。証券コード7961。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android