内命(読み)ないめい

精選版 日本国語大辞典 「内命」の意味・読み・例文・類語

ない‐めい【内命】

〘名〙 内々に命ずること。表向きでない命令。また、奥向き用事
制度通(1724)四「正朝官を内命と云、諸侯州県官を外命とす」
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉二「彦根侯の内命(ナイメイ)を受け間者となりて」 〔翰林院故事〕

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デジタル大辞泉 「内命」の意味・読み・例文・類語

ない‐めい【内命】

[名](スル)内々に命令すること。また、その命令。「内命を帯びる」「係官調査内命する」

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普及版 字通 「内命」の読み・字形・画数・意味

【内命】ないめい

内旨密旨内制。〔唐書、百官志序〕開元二十六年、林供奉を改めて學士と爲し、別に學士院を置き、專ら命を掌らしむ。

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