内省(読み)ないせい

精選版 日本国語大辞典 「内省」の意味・読み・例文・類語

ない‐せい【内省】

〘名〙 自分思想言動などを深くかえりみること。反省哲学では、自己意識についての反省的思考を意味し、心理学では内観と同じに用いられる。〔哲学字彙(1881)〕 〔論語顔淵

ない‐しょう ‥シャウ【内省】

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デジタル大辞泉 「内省」の意味・読み・例文・類語

ない‐せい【内省】

[名](スル)
自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。「過去内省する」
内観ないかん」に同じ。
[類語]反省自省猛省自責内訟省みる思い直す思い返す

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普及版 字通 「内省」の読み・字形・画数・意味

【内省】ないせい

自ら省る。〔論語、顔淵〕君子は憂へず、懼(おそ)れず。~に省(かへり)みて疚(やま)しからざれば、夫(そ)れ何をか憂へ何をか懼れん。

字通「内」の項目を見る

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「内省」の意味・わかりやすい解説

内省
ないせい

内観

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の内省の言及

【内観】より

…内省ともいい,みずからの意識体験をみずから観察すること。本来意識体験は私的な性格をもつものであり,自己観察によってしか観察されえないものである。…

※「内省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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