内眼角襞(読み)ないがんかくひだ(英語表記)epicanthus

翻訳|epicanthus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内眼角襞」の意味・わかりやすい解説

内眼角襞
ないがんかくひだ
epicanthus

目頭をおおう上眼瞼ひだモンゴロイド特徴とされる。このひだがあると,内眼角付近をまぶたでおおうため,内角にある涙丘の一部または全部が隠され,また外見上,眼裂の幅が狭く,鼻根部は広く扁平に見える。コーカソイドではほとんどみられず,モンゴロイドに多いため,蒙古襞,蒙古皺襞 (しゅうへき) Mongolian foldともいう。東アジア人で 70~80%,東南アジア人で 50~60%。5歳未満ではさらに高率であるが,年齢とともに減る。遺伝形式は単純ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android