内礼司(読み)ナイライシ

デジタル大辞泉 「内礼司」の意味・読み・例文・類語

ないらい‐し【内礼司】

律令制で、中務なかつかさに属し、宮中礼儀非違検察をつかさどった役所うちのいやのつかさ。

うちのいや‐の‐つかさ〔うちのゐや‐〕【内司】

ないらいし(内礼司)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内礼司」の意味・読み・例文・類語

ないらい‐し【内礼司】

〘名〙 令制で、中務省(なかつかさしょう)に属して、宮中の礼儀をつかさどった役所。正、佑、令史各一人および主礼六人などの職員がいた。大同三年(八〇八弾正台併合。うちのいやのつかさ。〔令義解(718)〕

うちのいや‐の‐つかさ うちのゐや‥【内礼司】

〘名〙 令制における官司一つ中務(なかつかさしょう)に属する。宮中の礼儀について、その違失などを調べたり禁じたりした。大同三年(八〇八)弾正台に併合された。ないらいし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android