内聞(読み)ナイブン

デジタル大辞泉 「内聞」の意味・読み・例文・類語

ない‐ぶん【内聞】

[名](スル)
内々に聞くこと。非公式に身分の高い人の耳に入ること。「内聞に達する」
表沙汰にしないこと。内分。「御内聞に願います」
[類語]こっそり忍びやかそっと秘密内内うちうち内内ないない内輪内部内密内幕内裏うちうら内緒内証内分内情内実隠密おんみつ極秘ごくひ厳秘げんぴ丸秘まるひ機密枢密すうみつ天機機事密事秘事暗部隠し事秘め事みそか事内緒ないしょ秘中の秘みそひそ秘めやか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内聞」の意味・読み・例文・類語

ない‐ぶん【内聞】

〘名〙
① 内々で聞くこと。こっそりと聞くこと。
② 表沙汰にしないこと。秘密。
※不良児(1922)〈葛西善蔵〉「それではどうか学校の方へだけでも内聞に」

ない‐ぎき【内聞】

〘名〙 内々でひそかに聞くこと。ひそかにたずね調べること。また、その事柄
※歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕「不断出入の其方ゆゑ内聞(ナイギ)きをしてくれまいかと」

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