内胚乳(読み)ないはいにゅう

栄養・生化学辞典 「内胚乳」の解説

内胚乳

 →内乳

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の内胚乳の言及

【キセニア】より

…もともとは1881年フォックW.O.Fockeが提唱した言葉で,花粉(雄親)の影響で種子や果実など植物体の一部の形質に変化が現れる現象をいったが,現在ではこのうち内胚乳に影響が現れる場合のみをいう。被子植物は重複受精をおこない,花粉からきた2個の雄核のうち,1個は卵核と受精して胚を形成し,他の1個は二つの極核と受精して内胚乳を形成する。…

【種子】より

…そのうち一つの精核は卵細胞と接合し,embryoとなる。他の精核は二つの極核と受精し,染色体数が3倍(3n)の胚乳(内胚乳)endospermとなり,栄養分をたくわえる。珠皮は,内部の胚と胚乳を保護する種皮seed coatとなる(図1)。…

※「内胚乳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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