内証・内所・内緒(読み)ないしょ

精選版 日本国語大辞典 「内証・内所・内緒」の意味・読み・例文・類語

ない‐しょ【内証・内所・内緒】

〘名〙 (「ないしょう(内証)」の変化した語。→「ないしょう(内証)」の補注)
① (形動) =ないしょう(内証)(二)
随筆独寝(1724頃)上「かたく石にて碑を立るものは、内所にて酒やねぎの入し鴨の煮物までしたたかせしめ給ふ事」
② =ないしょう(内証)(三)①②
日葡辞書(1603‐04)「Naixouo(ナイショヲ) マカナウ〈訳〉家の内的な事柄を扱う」
咄本・八行整版本昨日は今日の物語(1624‐34頃)「内所(ナイショ)へ行て、火のまはりよくよく見れども」
黄表紙莫切自根金生木(1785)上「内しょからさしづして、まきちらした金(かね)をとりあつめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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