円勝寺（読み）えんしょうじ

精選版 日本国語大辞典

えんしょう‐じ ヱンショウ‥【円勝寺】

京都市左京区岡崎付近にあった天台宗の寺。大治三年（一一二八）待賢門院藤原璋子の発願により建立。六勝寺の一つ。承久元年（一二一九）炎上したが再建。応仁の乱により廃絶。

出典　精選版 日本国語大辞典

旺文社日本史事典 三訂版

円勝寺
えんしょうじ

平安末期，鳥羽天皇の中宮待賢門院璋子の発願により京都市東山区岡崎付近に建てられた六勝寺の一つ。

出典　旺文社日本史事典 三訂版

世界大百科事典（旧版）内の円勝寺の言及

【六勝寺】より

…〈りくしょうじ〉ともいう。法勝（ほつしよう）寺，尊勝寺，最勝寺，円勝寺，成勝（じようしよう）寺，延勝寺の6寺。1075年(承保2)白河天皇の発願で法勝寺の造営が開始されて以後，1149年(久安5)延勝寺が落成するまで，白河親政･同院政･鳥羽院政期に，白河，堀河，鳥羽，崇徳（すとく），近衛の5天皇と鳥羽中宮待賢門院藤原璋子の6人の発願によって建立された。…

※「円勝寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」