円満具足(読み)エンマングソク

デジタル大辞泉 「円満具足」の意味・読み・例文・類語

えんまん‐ぐそく〔ヱンマン‐〕【円満具足】

[名](スル)すべて欠けるところなく備わっていること。完全無欠。「円満具足した人格

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精選版 日本国語大辞典 「円満具足」の意味・読み・例文・類語

えんまん‐ぐそく ヱンマン‥【円満具足】

〘名〙 十分に満ち足りて備わっていること。少しも不足のないこと。
黒衣聖母(1920)〈芥川龍之介〉「円満具足(ヱンマングソク)相好とは行きませんかな」

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四字熟語を知る辞典 「円満具足」の解説

円満具足

十分に満ち足りて備わっていること。少しも不足のないこと。

[活用] ―する。

[使用例] 円満具足の相好とは行きませんかな[芥川龍之介*黒衣聖母|1920]

[使用例] 正直いちずな貧しい漁師の一家にとっては、それが円満具足のかぎりなのだろうかと、ひとりもどかしがる大石先生だった[壺井栄*二十四の瞳|1952]

[解説] 「円満」は、神仏功徳などが十分に満ち足りていること、願いなどが満たされること。また、性格物事状態欠点のないさまや穏やかなさまをもいいます。「具足」は、物事が十分に備わって満ち足りていること。

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