円通寺(兵庫)(読み)えんつうじ

世界大百科事典(旧版)内の円通寺(兵庫)の言及

【山名氏】より

…山名氏は代々禅宗に深く帰依し,時義,常熙は臨済宗大応派の月庵(げつたん)宗光(1326‐89)が草創した但馬大明寺を外護し,また常熙は京都における山名氏一族の菩提所として造営した南禅寺栖真院に月庵門下の大蔭宗松を住せしめ,惟肖得厳,仲方円伊ら当代一流の禅僧と文芸上の交流を深めた。このほか但馬では円通寺,大同寺,楞厳(りようごん)寺など,京都では南禅寺真乗院,大和達磨寺など,外護した禅宗寺院は少なくない。このうち円通寺は時義の菩提所で,永徳3年(1383)の月庵宗光自賛の頂相を所蔵する。…

※「円通寺(兵庫)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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