円鑿方枘(読み)えんさくほうぜい

精選版 日本国語大辞典 「円鑿方枘」の意味・読み・例文・類語

えんさく‐ほうぜい ヱンサクハウゼイ【円鑿方枘】

〘名〙 (「史記‐孟軻伝」の「持方枘円鑿、其能入乎」による) まるいほぞ穴に、四角なほぞを入れるの意で、物事が互いにかみ合わないことのたとえ。方枘円鑿(ほうぜいえんさく)円枘方鑿(えんぜいほうさく)。〔新撰字解(1872)〕

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デジタル大辞泉 「円鑿方枘」の意味・読み・例文・類語

えんさく‐ほうぜい〔ヱンサクハウゼイ〕【円×鑿方×枘】

まるいほぞ穴に、四角いほぞを入れること。二つのものがうまく合わないことのたとえ。円孔方木えんこうほうぼく

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