冠履顛倒(読み)かんりてんとう

精選版 日本国語大辞典 「冠履顛倒」の意味・読み・例文・類語

かんり‐てんとう クヮンリテンタウ【冠履顛倒】

〘名〙 (形動)(かんむりとくつの本来のあり場所が逆さまになるの意から) 地位価値などの上下順序が乱れること。また、そのさま。本末顛倒。冠履倒置。
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉四「古の眼を以て此有様を見れば、冠履転倒、上下の名分、地を払ふたるが如くなれども」

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デジタル大辞泉 「冠履顛倒」の意味・読み・例文・類語

かんり‐てんとう〔クワンリテンタウ〕【冠履×顛倒】

[名・形動]地位・価値などの上下の順序が乱れること。また、そのさま。
「なんぼ―な世の中で」〈魯庵社会百面相

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