冥利が悪い(読み)ミョウリガワルイ

デジタル大辞泉 「冥利が悪い」の意味・読み・例文・類語

冥利みょうりわる・い

神仏加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。
負債を返さないでは、余り―・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冥利が悪い」の意味・読み・例文・類語

みょうり【冥利】 が 悪(わる・わり)

① 神仏のご利益がない。また、あまりにひどいことをするので、神仏の加護を受けられない。
黄表紙・玉磨青砥銭(1790)「女郎のきつねだから、竹むらでもまぐそをうりそうなものなれど、それではめうりがわるひといって」
② あまりにありがたすぎてばちがあたる。冥利に尽きる。
※黄表紙・莫切自根金生木(1785)上「そのやうにいただきますと、めうりがわるふござります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android