冥顕(読み)みょうけん

精選版 日本国語大辞典 「冥顕」の意味・読み・例文・類語

みょう‐けん ミャウ‥【冥顕】

〘名〙 見聞きできないものと見聞きできるもの。目に見えないはたらきと目に見えるはたらき。
玉葉‐嘉応二年(1170)二月八日「以私事申延厳重之神事之条、付冥顕恐」
太平記(14C後)二四「此の如の御願は、只冥顕(ミャウケン)の帰する所に任さ被る可きにて候へば」 〔法華玄義‐六上〕

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デジタル大辞泉 「冥顕」の意味・読み・例文・類語

みょう‐けん〔ミヤウ‐〕【冥顕】

《「みょうげん」とも》冥界顕界死後世界現実娑婆しゃば世界。
「―につけてその恐れ少なからず候」〈平家・三〉

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